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第一次ネオ・ジオン抗争にて活躍することになるフルアーマーΖΖガンダムと外観は酷似しているが、根本的には異なった存在である。ガンダムタイプには分類されるものの、純然たる重火力支援機として捉えるべき機体であり、格闘戦には不向きだが、長距離からの火力戦闘においては強力な性能を発揮する。バックパックに装備されるハイパー・メガ・カノンはΖΖガンダムの頭部ハイメガ・キャノンよりも強力であり、モビルスーツが単体で携行できる兵装としては、当時最高水準の出力を誇る。
コクピットには新開発のアームレイカーが搭載され、複雑な火器管制システムの簡便化を図っている。また、試験が目的の機体であり、機体性能自体もオリジナルのΖΖガンダムに比べ抑えられているため、新兵による操縦は可能である。
なお、FAZZには頭部やバックパックなどにフルアーマーΖΖガンダムとの外観上の差異が若干存在するが、それらの部位にはΖΖガンダムの設計に際し、社内コンペに敗れたモデルが流用されていると言われている。変形機構やコア・ブロック・システム、頭部ハイメガキャノンの省略故、機体の完成はΖΖガンダムの半年近く前であった。
同機はニュー・ディサイズ決起の際に3機がα任務部隊に配備され、戦力として用いられると共に実用評価試験が行われたが、エアーズ市の攻防戦においてガンダムMk-Vと遭遇、同機のパイロットブレイブ・コッドの圧倒的な技量の前に全機が撃墜された。この際、04号機のシン・クリプトは脱出に成功したものの、05号機のジョン・グリゾム、06号機のロバート・オルドリンの両名が戦死している。
武装
ダブル・ビーム・ライフル(出力不明)
ΖΖガンダム / フルアーマーΖΖガンダムの主兵装となるダブル・ビーム・ライフルは、FAZZでは副砲としての機能を担う。オリジナルに比べて出力は抑えられている模様である。手持ちでの運用は想定されておらず右前腕にコネクターを利用して接続する方式になっているが、これはハイパー・メガ・カノン射撃時に砲身を右腕で保持する必要があるための措置。
背部ビーム・カノン(出力12MW)
エネルギーCAPを用いた大口径ビーム兵器。比較的コストパフォーマンスが高く、Sガンダムに装備されるものと同一のもの。但し、フルアーマーΖΖガンダムとは異なり、ビームサーベルとしての機能は持たない。
ハイパー・メガ・カノン(出力79.8MW)
FAZZの主兵装である強大な火器。ΖΖガンダムの頭部ハイメガキャノンの約6割増しの出力を持ち、数秒のインターバルで連射が可能。ただし、発射可能数は多くなく、機体のジェネレーターにかかる負担も大きい。戦況によっては基部ごと排除し、ダブルビームライフルをメインとした高機動戦闘に移行することも可能。
メカニックデザインはカトキハジメ(頭部デザインのみあさのまさひこ)で、ZZガンダムに白装束を着せたようなデザインとなっている。当初はフルアーマーΖΖガンダムと明確に区別されていなかったため、FA-010Bという型式番号であったが、後に変更されている。詳しくはフルアーマーΖΖガンダムの項を参照。元デザインが明貴美加デザインのフルアーマーΖΖガンダムのリファインある為に明貴デザインと誤解されやすい。
プロトタイプΖΖガンダム
プロトタイプΖΖガンダム(プロトタイプダブルゼータガンダム、PROTOTYPE ΖΖ-GUNDAM、PROTOTYPE DOUBLE ZETA GUNDAM ) は、バンダイ発行の雑誌「SDクラブ」の雑誌企画『大河原邦男モビルスーツコレクション』(M-MSV) に登場する、エゥーゴの試作型分離合体可変型MSである。(型式番号:MSZ-009)
機体解説
機体諸元 プロトタイプΖΖガンダム
型式番号 MSZ-009
所属 エゥーゴ
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
頭頂高 19.02m
本体重量 29.5t
全備重量 60.3t
ジェネレーター出力 3,140kW
スラスター総推力 100,300kg
センサー有効半径 15,480m
装甲材質 ガンダリウム合金
武装 ダブルキャノン
シールド×2
主な搭乗者 イブン
アイン・ラベル
マイク・シュミット
エゥーゴとアナハイム・エレクトロニクス社による共同開発計画「Ζ計画」の一環として開発された機体。後続機であるΖΖガンダムの前身と言える機体であり、Ζガンダムの設計思想を進めた合体・変形機構を有する。
本機はコア・ファイターをシステムに組み込んでおらず、Gフォートレスが上下に分離しGトップ0型、Gベース0型の2機の戦闘機となる。試験機であるため、武装はバックパックに装備されたビームキャノン2門のみである。2機が製造され、うち1機はB型へと換装された。
劇中での活躍
講談社の雑誌「ガンダムマガジン」第3号掲載の漫画『ガンダム伝説』第3弾『始動せよ!ΖΖガンダム!!』(みやぞえ郁雄著)では、アナハイム・エレクトロニクス社のレシル博士により開発。テストパイロット・イブンにより初の有人実験が行われるが、制御できず暴走。イブンはコア・ファイターで駆けつけた整備士である兄アーリーの手により救出された。この実験結果により、ΖΖガンダムにはコア・ブロック・システムが搭載されることになったが、設計を大幅に見直したため開発が遅れてしまい、グリプス戦役中の実戦投入は不可能となってしまった。
また、「SDクラブ」掲載の短編小説『モビルスーツコレクション・ノベルズ』Act.3「宇宙の咆哮」では、エゥーゴのアイン・ラベル准尉とマイク・シュミット中尉によるテスト中にティターンズの部隊と遭遇。戦闘の最中にドッキングするが、武器を持っていなかったため格闘戦を行う。新型のビームライフルを受け取るが試作品のため、わずか4度の射撃で右腕とともに爆発をしてしまった。
小林誠のデザインしたΖΖガンダムの初期設定を基に大河原邦男がデザインした。型式番号はMS21009と誤記されたこともある(講談社の雑誌「ガンダムマガジン」)。
プロトタイプΖΖガンダム B型
プロトタイプΖΖガンダム B型(プロトタイプダブルゼータガンダム ビーがた、PROTOTYPE ΖΖ-GUNDAM B-TYPE: PROTOTYPE DOUBLE ZETA GUNDAM B-TYPE ) は、バンダイ発行の雑誌「SDクラブ」の雑誌企画『大河原邦男モビルスーツコレクション』(M-MSV) に登場する、エゥーゴの試作型分離合体可変型MSである。(型式番号:MSZ-009BあるいはMSZ-009-2)。
機体解説
機体諸元 プロトタイプΖΖガンダム B型
型式番号 MSZ-009B (MSZ-009-2)
所属 エゥーゴ
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
頭頂高 19.02m
本体重量 31.7t
全備重量 63.0t
ジェネレーター出力 7,200kW
スラスター総推力 100,300kg
センサー有効半径 15,480m
装甲材質 ガンダリウム合金
武装 ハイメガキャノン
ハイパービームサーベル×2(ダブルキャノンを兼ねる)
シールド×2
ダブルビームライフル
プロトタイプΖΖガンダムの2号機に新型のジェネレーターを搭載した機体。これにより、機体を大型化することなく、出力は倍以上の7,200kWにまで向上した。
これに併せ各種武装が追加され、運用試験が行われた。頭部は試作型のハイメガキャノンを装備したものに、バックパックのビームキャノンはハイパービームサーベルとしても使用可能なものに換装された。更に試作型のダブルビームライフルを携行する。
型式番号は本来MSZ-009Bであるが、2号機を使用しているためにMSZ-009-2とされることもある。
型式番号はMSZ-009-Zと誤記されたこともある(講談社の雑誌「ガンダムマガジン」)。
ZZ-GR
ZZ-GR(ズィーズィー・ジーアール)は、3DCGアニメ『GUNDAM EVOLVE../10』に登場する、エゥーゴの分離合体可変型MS。ΖΖガンダム(ZZ-G)の改修型である。
機体解説
第一次ネオ・ジオン抗争終結後、回収されたΖΖガンダムに失われていたコア・ベースに代り、新たに用意された下半身ユニット(ジムIIIのパーツを利用した物と思われる)をドッキングさせたもの。ジュドーが木星圏にて使用した。
コア・トップ及びコア・ファイターの熱核反応炉のみで稼動しているが、戦闘は可能。但し、バックパックは仮設のメカニズムを使用しているため推進剤に余裕が無いようで、宇宙での長距離の移動にはサブ・フライト・システムを用いていた。
ジュピトリスの護衛中に発生したネオジオン残党との戦闘で推進剤が無くなり、ジュピトリスに帰還不能になってしまうが、付近に接近していたジュドー宛のバースデー・コンテナに積載されていたコア・ベース2号機と下半身の換装に成功。ΖΖ本来の力を発揮し、追撃してきたドーベン・ウルフ隊を一掃する。
本作ではコクピットが全天周囲モニターとリニアシートとなっていた。
メカニックデザインは一式まさと。
量産型ΖΖガンダム
量産型ΖΖガンダム(りょうさんがたダブルゼータガンダム ΖΖ GUNDAM MASS PRODUCT TYPE)は、バンダイ発行の雑誌「SDクラブ」の雑誌企画『大河原邦男モビルスーツコレクション』(M-MSV) に登場する、エゥーゴの試作型MSである。(型式番号:MSZ-013)
機体諸元 量産型ΖΖガンダム
型式番号 MSZ-013
所属 エゥーゴ
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 量産機
頭頂高 18.5m
本体重量 29.2t
全備重量 53.5t
ジェネレーター出力 2,210kW
スラスター総推力 97,500kg
姿勢制御バーニア数 不明
センサー有効半径 11,300m
装甲材質 ガンダリウム合金
武装 50mmバルカン砲×2
簡易ハイメガ・キャノン
拡散メガ粒子砲
マイクロミサイル
ミサイル・ポッド×2
ビーム・サーベル×2
ハンド・グレネード×2
ビーム・ライフル
オプション・ウェポン・ポッド(マイクロ・ミサイル、ビーム・キャノン)
ΖΖガンダムからコア・ブロック・システム及び変形機構を排除し、生産性を高めるべく設計された機体。ΖΖガンダムの設計思想を受け継ぎ、全身に多数の高出力ビーム兵器を装備、量産機としては破格の火力を備える。しかし、その兵装群を稼動させる為には高出力のジェネレーターを搭載せざるを得ず、コストの高騰については解消されていない。機体は試作機が4機製造されたにとどまり、量産化は見送られて
メガゼータ
メガゼータ (MEGA Ζ: MEGA ZETA) は、長谷川裕一著の漫画『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』に登場する、地球連邦軍の試作型分離合体可変型モビルスーツ(MS)である。(型式番号:MSZ-009M)
機体解説
メガゼータはプロトタイプΖΖガンダムを改修して建造された可変MSである。フォルムや武装、変形機構はΖΖガンダムを踏襲している。劇中のアムロ・レイの台詞によれば出力はΖΖガンダムの2倍とされる。プロトタイプΖΖガンダムをベースとしているため、2機のメカ(Aメカ:Gソニック、Bメカ:Gアタッカー)による変形合体を行なう。Gソニックにはアムロ・レイ、Gアタッカーにはジュドー・アーシタが搭乗し、合体後も二人で操縦する。
脚部はΖΖガンダムよりもRX-78ガンダムに近く、曲面で構成されたふくらはぎが存在し、追加のスラスターのような装備はない。頭部のハイメガキャノンはΖΖガンダムよりもひとまわり大きくなり、劇中では連射も可能であった。また肘から先の前腕部を "サイコミュハンド"(いわゆるサイコミュで制御された「ロケットパンチ」) として射出し、遠隔操作が可能。
なお、コクピットはコア・ブロックシステムは搭載されていないにも拘らず、全天周囲モニターとリニアシートではなく(ΖΖガンダムの様な、コクピットの内壁をモニター化させたものでもなく)、パネル式のモニターを使った第一世代モビルスーツと同じ仕様のコクピットになっていた。
劇中での活躍
劇中ではジュドーがその出力の高さに驚き、連邦きってのニュータイプと言われた鉄面皮らが扱えないなどかなり先鋭的でピーキーな機体として描かれていた。アムロ用にチューンされていたとも推測されるサイコミュ・ハンドも手伝って、かなりの戦闘力を発揮する。最終局面でジュドーとミネバ・ラオ・ザビの救出にサイコミュ・ハンドを使い二人の居たコクピットブロックを抉り出した後、シャア・アズナブルのスザクと共同で巨神へ攻撃、撃退に成功する。 なお、劇中サイコミュ・ハンドを初使用した際はハイパービームサーベルからビームを出力させたまま、射出し、多くの敵機を撃破する。
またダブルビームライフルは撃つ前に敵の攻撃で失っており、代わりに撃墜されたネオジオンの機体のビームライフルを拾って使っていた。
メカデザイン
メガゼータはΖΖガンダムのメカデザイナーであった小林誠の描いた準備稿のΖΖをベースとしている。共通点は額のハイメガキャノンが大型であること、脚部にふくらはぎが存在することなどである。しかしモデラーでもあった小林の製作により先行発表された準備稿のデザインとは微妙に異なっている。最大の相違は脚部の変形である。
準備稿 脚部は90度外側に開き足の裏同士をくっつけて変形する。
メガゼータ 脚部は膝パーツ裏のステーを中心にスネ部で180度回転、ノズルが露出する。
長谷川裕一によれば、その名前の由来は「ΖΖ(ダブルゼータ)」=「WΖ」の「W」の字を上下引っ繰り返して「MΖ」、転じて「メガゼータ」と読ませたと語っている。
ガンプ
ガンプは、長谷川裕一著の漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム外伝 スカルハート』のエピソード「最終兵士」や『機動戦士Vガンダム外伝』に登場する、木星ヘリウム輸送船団のモビルスーツである。
機体解説
船団のリーダーである「木星じいさん」ことグレイ・ストークが駆るモビルスーツ。ジャンクパーツや他の機体の流用パーツで一見外見がわからないほど改造されているが、実はΖΖガンダムの成れの果てである。腰部とバックパック、装備しているダブルビームライフルにその面影が残っている。グレイはガンプに愛着を持っているらしく、彼曰く「兄弟」らしい。
グレイの風貌や言動などから、彼の素性はジュドーである可能性が匂わされているが、ここまで愛着を持ってΖΖガンダムに乗っている人間がジュドー以外に考えられない、と言う意味でもその可能性を補強する存在である。
機体性能の面では、木星帝国残党のMS程度なら互角以上に渡り合うことが出来る性能を、ベース機の落成から実に半世紀近く経過した後でも留めていた。しかし、分離合体可変機構は既に失われており、作中では一度も合体変形機構に関して触れられることはなかった。
劇中での活躍
「最終兵士」で木星帝国残党討伐のため、グレイ・ストークが持ち込んだMS。クロスボーンガンダムに比べて一回り大型の機体である。木星帝国残党との戦闘中、トビアのX1改・改”スカルハート”をかばい、脚部を破壊されている。『機動戦士Vガンダム外伝』に登場した際には、その部分がまた別のジャンクパーツで修復されている姿を見ることができる(ただし、初出は『Vガンダム外伝』)。
『機動戦士Vガンダム外伝』にて、最後に頭部のカバーが解放され、ΖΖガンダムの特徴であるハイメガ・キャノン搭載の頭部が出現、そしてウッソを援護するためハイメガ・キャノンを発射。実際にはそれまでの戦闘でジェネレーター出力が低下し、目くらまし程度でしかなかったが、敵機の位置を影として映し出し勝利した。それと同時に限界が来ていた機体も爆発してしまうが、コクピットブロックは離脱に成功している。